開放で撮ることの奥深さ

一眼レフで背景をボカして、対象物を強調して撮りたい時、F値開放にする。

しかし、この開放での撮影は難易度が高く、今まさに私にとって大きな壁として立ちはだかっている。

 

ISO・シャッタースピード・絞り(F値)が決まっているスタジオ撮影だったが、まさか手ブレでこんなに苦しむとは思わなかった。

 

ストロボがあれば基本1/125で撮影するため、手ブレはよほどの事がない限りありえない。だから、今まで手ブレの心配なんてした事がなかった。

 

しかしスタジオでの開放値での撮影、本当難しい…

なんと奥深い。

 

私は仕事は楽しくやりたい派。

だからこの時もどうしたら楽しくやれるのか考えた。

 

では、どのようにしたら開放値で手ブレが抑えられるのか、考えてみたいと思う。

 

ポイントはオートフォーカス、半押し後にいかに早くシャッターが切れるかだと思う。

個人の撮影の時には、画角やイメージが頭の中に入っているからスグにシャッターを切れる。

 

シャッター押すときに、息止めて両手固定して…など気を付ける点はある。

でも開放値の撮影で手ブレを発生させないというよりも、どの画角で撮るのか自分の中で明確でないから迷いが生じて、当初合わせたピントからズレてしまうということなんだろうな

 

ピントが合う部分が浅いから、意図していないところで合ってしまうと途端に違和感がある写真になってしまう。

 

 

撮っている時は必死だから、気づかなかったりする。

PCで取り込んで、大画面で見た時にピントのズレを発見してしまうと、もう何も出来ない。

 

家で地道に練習するしかない!という事で、それから毎日開放値の撮影を練習した。

F1.4でお花のドアップを撮るなら、テンションもあがる。

だいぶ綺麗に撮れるしね。

 

手ブレをなくすならシャッタースピード一段上げて、ISOも上げれば問題ない??でもISO上げると画質がな。

やっぱり両手をしっかりと固定して、息を止めてシャッターを切らないとダメなのかな。

いろいろ考えている時は、本当に頭を悩ますんだけど、答えが見つかった時の嬉しさはひとしお。

 

ストロボだったら、全く問題ないのになぁ。

こんな仕事は初めてだったからかなり新鮮だったし、これを乗り越えたらレベルアップするんだろうな。

 

 

開放値による撮影は普通に撮るより断然キレイだし、新しい発見があったりもする。

私のオススメはシンプルにお花や食べ物、カフェテラスでのティータイムも雰囲気良く撮れるから好きだ。

 

この仕事を通して、レベルアップしてやろう!という気持ち。

自分の撮影の幅が広がるのは本当に助かるし、嬉しい。

 

このようなチャンスをくれた事、紹介してくれた友人には本当に心から感謝だ。

期待を裏切らないように、頼んでよかったと思ってもらえるようにただただ頑張ろう。